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インドネシアの新しいお金

  • Kaori Blue
  • 2017年1月18日
  • 読了時間: 3分

pcStartFragment「Rp.」と表示されるインドネシアの通貨の単位「ルピア(Rupiah)」が、昨年2016年の12月末に新しいデザインで発行されました。

まだ市場にはほとんど出回っていない中、全種類見せてもらう機会があり、記念撮影(笑)EndFragment

前のお札の方が馴染みがあるので、前の方がよかったーなんて思ってしまいますが、新たに偽造防止の工夫がされているようです。

前回、インドネシアで新しいデザインが変更されたのが3年前くらいとの話を聞いて、

「そんなに頻繁にすべてのデザインが変わるなんてすごい!日本はそんなに変わらないよ?」と言ったら、

「日本はすごい!変えなくてもコピー(偽造)されないんだね」と言われて、ハッとしました。

こちらでは偽造する人が凄いのか、お金を作る技術が違うのか分かりませんが、偽造防止の為に頻繁に変えなくてはいけないとのこと。(日本では20年ごとに変更することが一般的だとか)

確かに日本は握りつぶしたようなぐしゃぐしゃなお札や、文字が書かれたお札なんてほとんど見ないですもんね。

こちらでは、角が折れているのは普通のことで、時には破れたお金も使えます。(そういうお金はなるべく市場や乗り合いバスなどで使います。)

綺麗ではないお金がほとんどなので、最初は私も受け取ったままの状態でお財布にしまって、お金を雑に扱っていましたが、お財布を新しくしたのをきっかけに、お金を受け取ったら、まずおり曲がった四隅の角を伸ばしてきれいに二つ折りにしてお財布にいれるようにしました。時々、レストランなどでピンとしたお札でお釣りをもらうと、わー!綺麗!と思わず嬉しくなってしまいます。

そう考えると日本はすごい。日本人のものに対して丁寧に扱う気持ちや、特にお金の扱いは慎重ですよね。物に神様が宿るという考えからきていたりして。

インドネシアでは結婚式のご祝儀でも新札を使わなくて問題ないそうですが、イスラム教の新年のお祝いの際、子どもにあげるお年玉(のようなもの)は新札にするとのことでした。そのころになると、道端で札束を片手に呼び止める、両替商が現れます。道端にお札の束が山積みになっている光景は、凄いなと思います。(あまりに堂々とお金を広げているので、最初は偽札かと思っていたくらいです。)少し手数料を取って新札に交換出来て、銀行で並ぶ手間が省けるので、結構人気のようです。

さて、以下は興味があれば読んでください。

【新しいお札のデザイン紹介】

①Rp.100,000札(約1000円)

表:インドネシア初代大統領スカルノ氏と初代副大統領ハマド・ハッタ氏。ジャカルタの空港名に使用されている。

裏:今私が一番行きたいパプアの観光地ラジャエンパットと、ジャカルタの伝統舞踊「トペン・ブタウィ」

②Rp.50,000札(約500円)

表:元首相ジュアンダ・カルタウィジャヤ氏。スラバヤの空港名に使用されている。

裏:大トカゲのいるコモド島と、バリの伝統舞踊「レゴン」

③Rp.20,000札(約200円)

表:1945年に独立準備委員会委員などを務めたサム・ラトゥランギ氏。マナドの空港名に使用されている。

裏:東カリマンタン州ドゥラワンの景色と、ダヤック人の伝統舞踊「ゴン」

③Rp.10,000札(約100円) 表:元パプア州知事のフランス・カイシエポ氏。ピアク空港名に使用されている。 裏:ワカトビ国立公園と、南スラウェシ州の舞踊「バカルナ」

他にもRp.5,000札、Rp.2,000札、Rp.1,000札

硬貨はRp.1,000、Rp.500、Rp.200、Rp.100

の全てのデザインが新しくなりました。


 
 
 

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