インドネシア人から見た日本
- Kaori Blue
- 2016年9月8日
- 読了時間: 3分
世界で2番目に日本語を勉強している人が多いというインドネシア。
職場の人の紹介で、日本語を学びに来ている学生達と交流してきました。
大学が一般向けに行っている無料の日本語コースで、週に2回、1か月間授業が行われるそう。先生は以前、大阪に仕事で2年ほど住んでいたという男性。学生は20名程で、若い方から社会人、奥様まで。

私の日本語での自己紹介から始まり、 「皆さんは何故日本語を勉強しているんですかー?」との質問には、
全員一致で「日本に行きたいからです!!」との答えが。
旅行に行きたいから、まずその国の語学を学ぶって、すごくないですか?感動。。。
そして、日本の文化を紹介しているときに、「日本の田舎は~」というくだりに、
一人の学生が驚いた顔をして
「え?!日本にも田舎があるんですか?!!!」
とコメント。
「もちろんです!日本全国に高層ビルが建っているわけではないのですよ・・・笑。」
どうも彼女は、ハイテクなIT国という印象が強いようです。
ほかにも、お祭りの話題で、
「子どもをお相撲さんが抱いて、泣く祭りが有名なんでしょ?」と言われ、
「???」となる私。
後で調べたら「泣き相撲」と分かったんですが、私の方が知らなくて、
「時々インドネシア人のほうが日本のことを私より良く知っているんですよね。勉強させていただきます。」
と返答すると、教室は爆笑の渦。みなさんは泣き相撲知ってましたか?
逆に、生徒から「インドネシアで驚いたことは何ですか?」と聞かれ、
「人がいつも笑顔で優しいこと、そしてお茶が甘いこと!」と答えました。 実際、こちらではお茶には砂糖をたっぷり入れて飲む風習なので、同僚が私のあげた緑茶に、砂糖と、レモンを入れて、美味しい!と満足していた時はかなり驚きました。
屋台でも、お茶を頼むと、もれなく砂糖入りなので、「砂糖抜きのお茶Tea tawarで!」とわざわざ言わなくてはいけません。
小1時間でしたが、私も新しい発見があり、とても楽しい時間でした。
それにしても、以前一度も話したことない上司が、急に私を学校に誘ってくれたのが不思議です。
最初は、「今度、日本語学校でテストがあって、スピーチの審査員として来てほしい」と誘われたはずなんですが、行ってみたら、
学校側から「テストは筆記のみでスピーキングは無いよ?」と言われ。
「え?学校側から依頼があったわけじゃないの??」と目が点になる私。
インドネシアあるあるです(笑)
で、確かにその日はテストだったんですが、急遽テスト前に1時間日本語で会話することになり。
でも、生徒たちが日本人が来てくれたということでとても喜んで、たくさん質問してくれたので、うれしかったです。
インドネシア、本当に親日家なんです。それを日々感じています。
昔インドネシアに来た日本人たちが、親切にしてくれたという話をよく聞きます。
先人が残してくれた絆なんですね。
日本とインドネシアの友好が、これからも続きますように。