スマランのバティック工房で初体験
インドネシアと言えばバティック(ろうけつ染め)!
元々王族が使用していたため、王宮のあるジョグジャやソロがバティックで有名ですが、今ではインドネシア各地に、その地方独特のデザインがあります。
私の住む街、スマランにもバティック工房を発見。
中心地のシンパンリマから車で30分程、田園風景が広がる村の中にあります。
ここでは、スマランで有名なラワンセウや、サンポコン、青年の塔などのデザインのバティックが作られています。ご当地限定品で、街中でもあまり見かけないデザインです。
ここではバティック体験もできます。
今回はハンカチ作りに挑戦。手書きと、スタンプ(チャップ)を両方体験させてもらいました。
まずは手描きの方から。
鉛筆でお花の模様が下書きされた布に、アツアツに溶かしたロウをインク代わりにして、専用の筆(チャンティン)で花の絵をなぞっていきます。 コツをつかむまでは、ロウがボタっと垂れてしまうので、悪戦苦闘。*ロウは結構熱いので火傷に注意。
それから、チャップと呼ばれるスタンプを押していきます。チャップと呼ばれる銅型を熱して、ロウをインクにして押します。ロウの付け具合は難しいので、職人歴10年のお父さんに教えてもらいます。
チャップ自体もとても美しいです。この工房には100以上のコレクションがあり、ひとつひとつ下書きを元に手作りしているようです。
ロウ付けが完成し、ここから染めに入ります。
今回は、染の工房が改装中の為、見ることができませんでしたが、染めて色止めをしたあとに、熱いお湯で布を煮て、ロウを落とします。落としたロウは集めて再利用します。
いよいよ、今回作ったバティックのBEFORE AND AFTER!!
ハンカチサイズ 体験料:Rp.50000
手ぬぐいなど、サイズは選べます。
下書きの花はみんな同じだったけど、それぞれ自由にデザインを追加して、こんなに個性的になりました。ロウ付けから、色付けまで1時間半~2時間くらい。できたハンカチはそのまま持って帰れます。(色つけの後、乾くのに時間がかかりますが、私は濡れたままもらって、ホテルで乾かしました。)
工房内ではバティックに囲まれての作業。職人さんの話し声や、生地の機織りのカタン、カタン、という音も心地いい。もっといろんなものを作りたくなります。
完成した作品は何とも愛着が湧くなぁ。いい記念です(^^*)/
工房内には作品を買うことができるギャラリーもあります。生地の他にも、バティックの帽子や、鞄、服などが売られています。欲しくなっちゃいますね。
帽子Rp.75000
スカートRp.100000
自然染料で染められた、優しい色合いのバティックもありますよ。スマランに来たら、是非お立ち寄りください。
BATIK SEMARANG16 ギャラリー営業時間: 8:00~19:00 年中無休 バティック体験時間: 8:00~16:00 土、日、祝日休み。*体験の申し込みは事前予約をした方がベター。 住所:Desa Sumberejo Kelurahan Meteseh Kecamatan Tembalang Kota Semarang. TEL:024-7078-8692 Email:contact@batiksemarang16.com
FBページ:https://www.facebook.com/GaleryBatikSemarang16/timeline