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世界一の親日国 インドネシア独立70周年

  • Kaori Blue
  • 2015年8月17日
  • 読了時間: 2分

今日8月17日は、インドネシア独立記念日。

祝日にも関わらず、私の職場も、朝の7時に出勤して、国旗掲揚セレモニーが行われました。 毎月17日に着るという、公式な水色のバティックを着て、国旗掲揚し、Merdeka!(独立!)とセレモニーの中で合唱。

学校でも、祝日の朝なのに登校してセレモニーが。道路も場所によっては交通規制があるほどでした。

日本も終戦から70年。

何故、2日後がインドネシア独立記念日なのか。

インドネシアは、350年もの長い間、オランダに植民地支配をされていました。その後、1942-1945年の3年半の間、日本軍が侵攻し、インドネシアを占領。

しかし当時、インドネシアに語られていた「 北方から黄色い人間の軍隊が来攻、異民族支配を追い払い、代わって統治するが、それはすぐに終わる 」という伝説が、ここジャワ島に上陸した日本兵の耳に入ります。それを聞いた日本軍は、自分達がその英雄になろうと決めて、わずか9日でオランダ軍を追い出し、独立のために教育や指導したといわれています。

そして、日本が終戦を迎えた1945年の2日後に、インドネシアは独立を宣言。しかし、それを認めぬオランダやイギリスが再びインドネシアを侵略し、独立戦争が4年に渡り行われました。その後、1949年に独立が承認されました。その時、日本軍からの退去命令に背いてインドネシアに残った日本兵が2,000人もいたという話があります。半数がここインドネシアで戦死したといわれ、ジャカルタのカリバタ英雄墓地をはじめ、各地の英雄墓地に葬られています。

そんな経緯もあって、85%の国民が日本に親しみを覚えると言われる親日国。

確かにこっちにきてから、皆親切だし、日本語や日本の歌を知ってるよ、と教えてくれる機会も多い。

一方で、日本軍がその時代に何をしたか、良いことだけではなかっただろうし、すべてを知ることはできない。慰安婦問題もここスマランも舞台になっている。ラワンセウの日本軍の拷問の話だって聞いたことがある。

でも、いいことも悪いことも含めて、今まで知らなかった歴史を知ることが大事なのかな。

何よりも、70年経った今も、8月中ずっと国旗を掲げて、盛大に独立を祝っているインドネシア人の国民性や想いを肌で感じられて、考えさせられました。


 
 
 

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